千葉県松戸市

VTuber戸定梨香さんの話題について松戸市民として思う事

VTuber戸定梨香さんの話題について松戸市民として思う事

千葉県松戸市出身・在住の行政書士 山田涼太です。

最近NHKをはじめ全国ニュースでも取り上げられるVTuberの戸定梨香さんを取り巻く話題について、松戸市を愛する一市民として感じる事を書いてみます。

前提情報

※全国フェミニスト議員連盟による文書
https://www.facebook.com/afer.fem/posts/4153667894742846

問題とされた動画は以下
https://youtu.be/2eSdrs9Svvs

全国フェミニスト議員連盟の文書へ抗議する側の文書・サイトは以下
https://www.change.org/p/全国フェミニスト議員連盟宛抗議と公開質問状

データに基づいて論理的に主張しよか…

結論、私の感想としては「データに基づいて論理的に主張すればいいのに」です。

そもそも論理的に考えられれば、全国フェミニスト議員連盟もあのような文書は出せません。

  • 腹やへそを露出
  • 大きな胸がゆれる
  • 極端なミニスカート
  • 女子中高生

    ※赤字は主観的で、どこで線引きするのか不明な装飾語

これが

  • 性的対象物としての描写
  • そしてそれを強調している


…と書いてあります。

では、実際はどうなのでしょうか?

全国フェミニスト議員連盟の文書へ抗議する側の署名は、10月6日時点で66000筆を超えています。

また、以下のNHKによる記事内で新松戸駅で行われた調査では、戸定梨香さんのデザインについて不適切と感じたのは20人中1人でした。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211004/k10013281331000.html

どうも社会的には「性的対象物としての描写」と捉える人は多くなさそうです。

それをなんら根拠も示さず断定し、文書の中で謝罪・動画の削除を求めて強く抗議する文書を出すことは問題です。

思想としては何を持っていても良いですが、表現してしまうとそれは他者の権利との兼ね合いで制限されます。
投稿された動画の表現の自由は、根拠なく他者が奪って良いものではありません。

全国フェミニスト議員連盟は、今後しっかりとデータを揃えて主張すべきです。

全国フェミニスト議員連盟の対応のまずさ

全国フェミニスト議員連盟の対応も非常に良くないと感じています。

自分達の発した文書と同じように抗議を含めた公開質問状を出された訳ですが、これを書いている10月6日時点で公式な返答をなにも行っていません。

また、共同代表である松戸市議会議員である増田薫氏のtwitterでの発言も目に入りました。

皆さん、議員にどれだけの力がおありとお思いか知らないですけど、まさか地方議員が警察に圧力かけて動画削除?
できるはずないでしょう。 https://t.co/Xtvbe7ubil— 増田かおる 松戸市議会議員【いきいき子どもが育つまち!】 (@matsudosimasuda) September 20, 2021

地方議員、とあることから国会議員も所属する全国フェニミスト議員連盟を指しておらず、増田薫氏本人についての発言だと考えられます。
しかし、文書を発したのは全国フェミニスト議員連盟であり、いち地方議員ではありませんよね。

ある方から、彼女は市議会でも「私にそんな力あるわけないじゃん」って元気に笑顔見せてるよ、と聞いた数日後のこのツイートでした。
心の底からそう思っているのでしょう。
文書を増田薫の名で出したのか、全国フェミニスト議員連盟の名で出したのかも認識がズレてしまっているような発言です。
正直、無責任な方だなと感じます。

しかし、最悪なのは画像で主張している部分です。

「動画の掲載も、削除も、千葉県警によるものです。」

強い抗議を含めた公開質問状を全国フェミニスト議員連盟という団体名で発し、他者の表現の自由を奪っておきながら
動画は千葉県警が削除したのだという主張。

何が問題なのかピンとこない方のために重大さだけ強調するため、表現の自由という権利(動画)でなく命に入れ替えて理屈は同じ理屈で書いてみます。

「生きていることを批判したが、自殺を選んだのは本人である。」

こういった暴論で主張をしていては、全国フェミニスト議員連盟という団体の信用を落としていくでしょう。

じつは松戸市議会議員選挙が2022年に控えている

次回の松戸市議会議員選挙は来年、2022年に行われます。
私の知人も数人出馬予定なので、非常に楽しみな選挙です。

恐らく、件の増田薫氏も出馬するのでしょう。

松戸市を愛する一市民の私としては、来年の選挙で松戸市民がどんなメンバーを選ぶのかという側面でも非常に興味深い選挙になりそうです。

  • この記事を書いた人

行政書士 山田涼太事務所

千葉県松戸市の行政書士。年間数百件の行政手続き申請を行う。 接客業歴の長かった接客好きなこともあってか、クチコミには接客対応に対する高評価の割合が多め。

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