行政書士

【行政書士】なんで?行政書士になった理由【他資格は検討した?】

【行政書士】なんで?行政書士になった理由【他資格は検討した?】

行政書士試験を検討している人

行政書士試験を受けてみようかなー。
必要な勉強時間は短くはないから、動機をしっかり持ちたいな。

今行政書士の人たちは、どんな理由で目指したんだろう?
よく言われるダブルライセンスとか、他資格は検討したのかな?

こんな疑問を持つ方に、向けた記事です。

これを読むと行政書士を目指した理由の、ひとつのケースがわかります。

行政書士試験に取り組む方、検討している方に少しでも参考になれば幸いです。

結論・過去の経験がだいたい行政書士の仕事だった

いきなり結論ですが目指した理由は「過去の興味深いと思う経験がだいたい行政書士の仕事だったから」です。
なので、資格で独立開業したいという動機の人とは違って、自分の場合は他資格の検討はしていませんでした。

ここからは実際に「やるぞ」という動機になるまで、具体的に起きたことを書いていきたいと思います。

離婚で離れていた父が死亡

20代前半で、離婚のため離れて暮らしていた父が死亡しました。
再婚もしておらず、子供は長男の私、未成年の妹2人という状況です。

どいう事かというと、自分がいきなり相続人の代表のような立ち位置になったんですね。
それまでぼ~っと生きていた自分には衝撃でした。

法律が襲ってきた

率直な感想は「法律が襲ってきた」です。
急に大人の世界に放り込まれたというか。

なにからはじめて良いのかすら分からない状態です。
絶望しました。

これからどうなるんだろう…と恐怖に震えながら、解決の糸口をネットで検索して、日中は手続きや書類集めに動いて…と繰り返していました。

市役所の無料相談へ

調べていくなかで、市役所の無料相談で相続について聞けるということを知りました。
すぐさま予約です。

その時相談員として対応してくださったのが「行政書士」の方でした。

「父が亡くなったので、手続きを教えてほしい」

という漠然とした質問だったと思います。

相談員の方は落ち着いたトーンでポケット六法と実務書を取り出して、これからの手続きについての説明をしてくださいました。
暗闇に光が射したような気分です。

これから必要な作業の全体像が分かったことで、自分はとても救われました。

(お名前もお顔も記憶に残っていないのですが、まだ続けられていたら同じ支部なんじゃ…と思っています。

なにかのきっかけで判明したらお礼を言いたいです。)

法務局の冷たい対応

さて、相続には遺産分割協議書が必要らしいです。
これを話すと、母が得意のワープロで作ってくれました。

今思えば素人が適当に書いたもので、受け付けて貰えるわけはないのです。

当然、法務局に行くと「これじゃわからん」と冷たく言い放たれました。
でもまぁ、当時の自分は「えっ…」ですよね。

なんか悪いことしたのかなくらいに思わされましたし、何が必要な情報なのかヒントくらいくれよと。
ここで心折れて、不動産は放置となりました。

実際、権利が第三者に移るわけでもなく住めちゃいますしね。
そして現在は協議が整わないという(笑)

自動車の相続は成功

不動産では失敗したのですが、自動車の名義変更はなんとかできました。

自動車は車検証から抜粋して書いた情報で足りていたということですかね。

法務局で折れた心がちょっと持ち直し、相続の失敗も成功も両方体験できた手続きでした。

バイクの中古パーツ屋に関わる

知人が脱サラしてバイクの中古パーツ屋をはじめると言い出しました。
遊びに連れ出してくれたり結構お世話になっていた人だったので、立ち上げ3か月間ほぼ無給で手伝いました。
昼の仕事を終えてから手伝いをはじめ、夜中2時3時まで毎日お互いに目を充血させて取り組んでいました。

古物商・法人設立

数年後にその事業は見事法人化を果たします。
そして、そのタイミングで夜中の夢庵で熱心に誘われ入社。

仕事自体も楽しかったですが、定款を見る機会を得たり、法人の古物商許可、自動車登録手続きなど行政書士に関わるいろんな事に触れられました。
いい経験をさせてもらったと思います。

暗号通貨の登場

もともとIT・経済・投資というものに興味がありました。
これらを繋げるブロックチェーン技術を知ったのは確か15年。

当時モナコインのマイナーソフトをインストールして起動。
マイニングのスタートボタンを押したところ、パソコンが古すぎて必要な機能が備わっていないようなエラーが出て動かず。

パソコンを新調するほどの投資はためらわれたため、諦めました。

その後しばらく忘れていたのですが、ランサムウェアの登場で身代金としてビットコインが要求されている事に懐かしさとともに疑問を覚えました。
17年の頭頃、ビットコインが20万円くらいの時です。

「なんで優秀なハッカー・クラッカーがデジタルデータを欲しがるのか」

調べて調べて考えた結論は「優秀な本人やその同業者の技術でも、データの改ざんが難しいことを知っているから」でした。

とんでもない技術だったのかと気付いて投資を決意。
皆さんご存知の強烈な世界的バブルが起きてはいたものの、納得できるプラットフォームを数か月探して購入。

今もまだ持ち続けていますし、興味関心は強いままです。

決意

17年の世界的バブルを受け、取引所の顧客資産流出事例も相次ぎました。

日本では取引所が認可制になりました。

「認可」です。

20代からだんだんと増えていく点と点はこれまでバラバラでまとまらず、勉強をはじめる動機にはなっていませんでした。

しかし、強烈に興味を持っていた暗号通貨の取引所が認可制になったことが突き動かしました。
すべての点がブロックチェーンという強固な「鎖」で繋がれたのです。

法律系資格の設問にも「ブロックチェーン」という言葉が出てきたという情報もありました。
一石で何十鳥も落とせるように思えて、勉強をはじめる決意をしました。

そこからはやらない方が損だと思っているので、辛くもないし1分でも時間があれば学習していました。
かんたんな試験だとは思っていませんでしたが、受かるまでやるんだから関係ないと本気で考えていました(笑)

おわり

かるい気持ちで書いているので取り留めもない文章になっているかと思いますが、いかがでしたでしょうか。
「ふーん、こんなきっかけの人もいるのね」という参考にでもなれば幸いです。

  • この記事を書いた人

行政書士 山田涼太事務所

千葉県松戸市の行政書士。年間数百件の行政手続き申請を行う。 接客業歴の長かった接客好きなこともあってか、クチコミには接客対応に対する高評価の割合が多め。

-行政書士